2009.10.10|New Car Driving Data 2010
アルファ・ロメオMITO
ベイビーアルファは刺激たっぷり!

ゲイナーの採点
ファン・トゥ・ドライブ度:★★★
目立ち度:★★
インテリア洗練度:★★★★
デートカー度:★★
コストパフォーマンス:★★★
燃費:★★★★★
ハイブリッド車絶対優位の日本マーケットで、スタイルや走りのことばかり声高に言うのはいかがなものか…。なんて冷静を装っている場合じゃないと思わせてくれるのがアルファ・ロメオの末弟、ミトの存在だ。MiToと表記されるネーミングは、デザインや開発を担当したアルファ・ロメオのミラノ本部から取った「MI」と、生産したトリノから取った「TO」を結びつけたと言うあたりからして、ちょっぴりオシャレなエピソード。この辺のうんちくを助手席の彼女に話してあげるのもちょっと楽しい。そのスタイルの基本にあるデザインはアルファ・ブランドのアイコンと呼ばれているスーパースポーツ、8C コンペティツィオーネの血統を引き継いでいる。が、この辺のエンスー話をごちゃごちゃ言うより、ミトの愛嬌あるフロントマスクと丸みを帯びたボディ・ライン、さらに元気なホットハッチらしいスポーティなスタイルを見るだけで、このデザインの良さが理解できるはず。もし鮮やかなアルファレッドをセレクトし、夜の東京を走ったら確実に注目を浴びる。クロームリングの縁取りがあるヘッドライトとLEDテールランプが個性的な表情を見せてくれている。VWゴルフの優等生的な澄ました表情と比較するとかなりいたずらっぽい表情を見せていて、市街地はもちろんのこと、郊外の景色の中でも周囲を楽しくしてくれるデザインだ。実はこの表情は今後のアルファ・デザインをリードするもの。間もなく新しくなる147(名前は149に変わる)のフロントマスクもこのデザインテイストを採用している。

アルファと言うか、イタリア車のもう一つの楽しさはドライバーコンシャスにデザインされたインテリアデザイン。高級感あるアルミ製スポーツペダル、サポート感抜群のスポーツシートが華やかなインテリアの中できっちりとアクセントとなっている。国産車のハッチバックでは感じることが少ない、良質なデザインがドライブデートを楽しくしてくれるし、どこから見ても十分にファッションツールとして通用する。このデザインだけでも結構満足できるのだが、走らせてもきっちり楽しい。

ラインナップで見ればアルファ147よりもさらにワンクラス下のモデルで愛称は“ベイビーアルファ”。ボディはコンパクトであり基本プラットフォームはフィアットのグランデプントを採用している。さらにサスペンションなど多くの部分をフィアット系のモデルと同じ形式だが、味付けはアルファらしいスポーティなチューニングを数多く施している。ステアリングもクイックな味付けだし、より大径なディスク・ブレーキによって制動能力も上がっている。

もっとも刺激的な装置は運動性能(Dynamic)、市街地(Normal)、安全性(All weather)の3モードからドライバーが選択でき“キュートな上にめちゃ速い!”走りを実現している。この辺は一人の時の楽しみとして取っておきたい性格かも知れない。おまけに燃費だが6速MTと言うこともあり、そこそこ楽しみながらロングドライブを楽しんでも12km/?あたりはクリアできる。さて残る問題は6MTのみしか導入されていないと言うこと。腕を磨くか、2ペダル仕様のセレスピード導入を待つか、ちょっと悩ましい。
SPECIFICATION
サイズ:全長×4770mm全幅×1720mm全高×1475mm
ホイールベース:2510mm
車重:1220kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
最高出力: 114kW(155ps)/5500rpm、
最大トルク:201Nm(20.5kg-m)/5000rpm
トランスミッション:6速MT
10・15モード燃費:データ非公表
車両本体価格=285万円
評価項目の基準
ファン・トゥ・ドライブ度:走りの楽しさ。快適気持ちのいい走り度でもある。さらに彼女に運転を任せられるかなども評価。
目立ち度:街中などでの視線の集中具合など話題性や注目度を評価
インテリア洗練度:インテリアのデザインや質感、居心地の良さなどを評価
デートカー度:デートカーとしての役割。女性に人気があるか関心を示して貰えるか?
コストパフォーマンス:お買い得度、ランニングコストなどを総合的に評価
燃費:そのセグメントに置いて燃費の良さ、環境性能をどれほど気にしているかを評価
★5つがフルマーク