2009.11.10|New Car Driving Data 2010
MINI クラブマン
胴長ルックでオシャレ感がアップ!?

ゲイナーの採点
ファン・トゥ・ドライブ度:★★★★
目立ち度:★★★★★
インテリア洗練度:★★★★★
デートカー度:★★★★★
コストパフォーマンス:★★
燃費:★★★★
日本では“3ドアハッチバックは売れない”と思いこんでいた人々にショックを与えたBMWのミニ。オールドミニのデザイン・テイストを現代風に解釈し、生まれ変わったニュー・ミニは、日本はもちろんのこと世界的な大ヒットになり、その勢いは現行の2世代目モデルでも衰えてはいない。そこに追加されたのが胴長のワゴンモデル、クラブマンだ。Bピラーから後ろのボディをハッチバックよりホイールベースで80㎜、全長ではなんと235㎜延長して完成したのが独得の胴長スタイル。そのダックスフンドのような愛くるしいボディは豊かなファッション性さえも兼ね備えている。青山や原宿あたりの路地をちょこまかと走っている姿はほほえましいと同時に強烈な存在感を感じる。さらにリアゲートはオールドミニ時代のワゴンモデル、カントリーマン&トラベラーなどに習って観音開きと来ているから、荷物の積み卸しなどでも目立つ演出となる。もちろんワゴンだからハッチバック・モデルより拡大された荷室の使い勝手は向上している。が、トランク容量は260?で、後席を倒すと930?という数値でそれほど自慢できるレベルではない。ベースがミニマムなだけに“ようやく普通になった”程度と考えたい。

ホイールベースが延びて良かった点と言えば、ちょっと狭めだったリアシートに大人2名がくつろぎながら乗れること。ヨーロッパでは大人2名に子ども1人の3名乗車が法規的に許されているほどだ。さらにリアシートへの乗降性を向上させるため、マツダRX-8と同じように運転席側に後方へと開く小さなリアドアを設けた。当然、乗り降りやリアシートへの荷物の投げ入れなどの実用性は大幅に向上したし、リアドア同様にデザイン上の強烈な演出にもなっている。

パワーユニットやギア比はハッチバックと同じだが、少しチューニングを変更。ワゴン化によって50kgほど増えたボディでも燃費や走りで物足りなさを感じさせないためのチューニングとなっている。またホイールべースの延長は前後の揺れ、ピッチングを低減させ、直進安定性も向上。ハッチバックのゴーカート感覚は少しだけスポイルされたが、乗り心地は確実に良くなっている。ミニ・ファミリーの中でもっとも注目度の高いスタイルは最先端のファッションストリートだけでなく京都のような古都、ビジネス街と、どんな街角でも似合いそうだ。唯一のウイークポイントは“ちょっぴり高価”と言うところか。

SPECIFICATION
サイズ:全長×3935mm全幅×1685mm全高×1440mm
ホイールベース:2545mm
車重:1220kg
エンジン:水冷直列4気筒DOHCエンジン
排気量:1598cc
最高出力: 120ps(88kw)/6000rpm
最大トルク:16・3kgm(160Nm)/4250rpm
10・15モード燃費:18・0km/?
車両本体価格=287万円(クーパー)
評価項目の基準
ファン・トゥ・ドライブ度:走りの楽しさ。快適気持ちのいい走り度でもある。さらに彼女に運転を任せられるかなども評価。
目立ち度:街中などでの視線の集中具合など話題性や注目度を評価
インテリア洗練度:インテリアのデザインや質感、居心地の良さなどを評価
デートカー度:デートカーとしての役割。女性に人気があるか関心を示して貰えるか?
コストパフォーマンス:お買い得度、ランニングコストなどを総合的に評価
燃費:そのセグメントに置いて燃費の良さ、環境性能をどれほど気にしているかを評価
★5つがフルマーク