2009.11.30

ワイルドターキーの由来知っていますか?

ワイルドターキーの「テイスティング・セミナー」にお邪魔してきました。本来はバーテンダーさん向のイベントで、限定版の「ワイルドターキー トラディション14年」の発売を記念してのイベントです。

セミナーをリードするのは、ワイルドターキーのマスターディスティラー(蒸留所責任者)のジミー・ラッセルさん。
御歳75歳。ウイスキーづくりにおける[リビングレジェンド]として、世界中のウイスキー職人たちの尊敬を集めている方です。

セミナーは、ケンタッキー州で作られるバーボンが、いかに土地に根差したものかという歴史的背景に始まりました。
いちばん興味深かったのは、ワイルドターキーというブランド名の由来。
結構な酒好きを自認する編集ですが、なぜ「ワイルドターキー」なのかは寡聞にして存じませんでした。
いわく、その昔、蒸留所のオーナーであった、トーマス・マッカーシーさんが、当時知的なスポーツであった、[野生の七面鳥]狩りを行ったときのこと。仲間でのキャンプのようなものですから、それぞれに自慢のものを持ち寄ったそうなのですが、当然マッカーシーさんは醸造庫にあったバーボンを持っていくわけです。それも普段作っているものよりもちょっと強い101プルーフ(55.5度)のものをふるまったそうです。それは大好評だったそうで、仲間の一人が狩りにちなんで「ワイルドターキー」と呼び始めたそうです。なかなかの商売人だったマッカーシーさん。それ程の評判ならば、広く売り出したらいいのではないか、とひらめいてブランド名に「ワイルドターキー」を冠することにいたったそうな。
時は禁酒法時代をくぐりぬけた1940年のことでした。

セミナーの目玉はワイルドターキーの熟成年度による垂直テイスティングでした。
蒸留を2回したばかりの0年は、無色透明のスピリッツ。4年になると少しオークウッドの色が出てきますが、ちょっぴりきつい感じ。安いウィスキーとあまり変わらない感じです。
そして、ベストセラーである8年になると、[うまいバーボン]の風格を帯びてきます。12年はそれがさらにまろやかになる。そして、今回発売される14年は、究極の熟成をされたという感じがします。バーボンの特性上、それ以上は熟成させても「おいしく」ならない、という話も初耳でした。スコッチウイスキーとはまた違うのでした。ジミーさんの巧みなトークと相まってあっという間の1時間のセミナーでした。

担当編集:高杉公秀

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