2010.11.03
『観光アート』をたのしむ
以前、Gainerで「ARTのたしなみ」という連載を書いていただいていた、山口裕美さんの新刊『観光アート』(光文社新書)が発売されました。

「観光アート」という言葉は2つの意味が込められた造語だそうで、一つは「アートを見ることを目的とした旅」、もう一つは「アートを活用した観光、まちおこし」のこと。
例えば……
「現代アートがあることで活性化し、年間40万人もの訪問者、そのうち欧米からの旅行者が8万人を占める奇跡の島と」(本書より)なった香川県・直島を取り上げて、直島のことだけでなく現代のアートシーンの新しい展開と可能性をわかりやすく解説してくれます。
これが読んでいて、ウズウズしてくるような面白さ!
アートプロデューサーで、アーティスト支援のNPO法人の理事や日本人アーティストを海外に紹介するプロジェクトにも携わる山口さんですが、初めてお会いしたときから変わらないのが「現代アートのチアリーダー」というスタンス!
アート・シーンをしっかりと応援し(ときに厳しく)、アーティストや、アートを鑑賞する人たちに愛ある声をかけてくれる、いつも変わらない熱さに、あと押しされる気がします。

ちなみに第4章の「一度は訪ねてみたい美術館100」は日本全国のおすすめ美術館が紹介されていて眺めているだけでも出かけたくなる、素敵なガイドブックとしても仕上がっています。
やっぱりARTは面白いですね。
ああ、直島に行きたい! それから、金沢と高松も……。
(でもまず今日は近くの世田谷ぐらいにしておこうかな)
最後にあとがきの言葉をお借りし……「では、アートのある場所でお会いしましょう」。
「ARTのたしなみ」元担当 森川正人





















